人生の岐路で迷わない!後悔しない幸せな決断をするための4つのヒント

キャリアの選択、結婚、大きな買い物…
人生には数々の重要な決断が待ち受けています。どうすれば、数年後の自分が「あの時の決断は正しかった」と思えるのでしょうか?

今回は、後悔しづらい幸せな決断を下すための4つのヒントをご紹介します。

自分の価値観を言葉にする

決断の基準となるのは、他人の目ではなく、自分自身の内なる価値観です。

価値観とは、「何が自分にとって重要か」を指します。 研究によると、自分の価値観を明確にすることで、自分にとって大事な治療、検査、予防に関する決断後の葛藤や後悔が減少することが示されています (1)。

また、「親に言われたから」「世間体がいいから」といった外的なものや不安、罪悪感から来る目標ではなく、自分の興味や信念(自分自身の楽しさ、喜び、満足感など)に基づいた目標を追求することは、長期的な幸福感と継続的な努力につながります (2)。

自分自身の目標に向かって努力することで、自分の人生をコントロールしている感覚や自分はできるんだという気持ち、他の人との結びつきなどが強まり、大きな満足感が得られます

例: 転職を考える際、年収や世間体という外的な指標だけでなく、「創造性を発揮したい」、「プロジェクトに最初から最後まで関わりたい」、「私生活の時間を確保したい」、「成長したい(できることを毎日増やしたい)」、「人の役に立っていることを実感したい」といった自分の価値観に合致しているかを問い直してみる。

未来の自分に相談してみる

人は、どうしても今の満足を優先して、将来の自分を見知らぬ他人のように扱ってしまいがちです。しかし、未来の自分の視点を持つことが、賢明で責任感のある選択をするために重要です。

未来の自分を想像し現在と繋げるプロセスによって、自分の本心に従っているという感覚が強まり、人生の意味を見出すことに繋がります (3)。

例: 10年後の自分だったらどう判断するかを考えてみる。

決断前に後悔をシミュレーションする

決断の前に後悔を予測することにより、賢い決断をしやすくなります

ある研究では、決断前に選択の後悔について考えた参加者の方が他の参加者に比べて、リスクを回避する傾向が強まり、選択を合理的なものにし、決断への満足度が高まりました (4)。

選択に関する後悔には結果への不満と自分を責める気持ちの2種類があります。たとえ結果が悪くても、その時の自分としては、十分な情報に基づいてベストな判断をしたという正当な理由があれば、自分を責める後悔を減らすことができます (5)。

例: それぞれの選択肢のデメリット、できる限りの情報をリストアップしてみる。

ルールや制約を設けてみる

現代社会は選択肢や自由にあふれていますが、この選択肢が多すぎることが人を不幸にする側面もあります (6)。

選択肢や自由が多すぎると、決断に膨大なエネルギーを消費し、選ばなかった他の道への未練が強まったり、過度な期待をしてしまったりします。

自分なりの制約やルールをあらかじめ決めておくことで、納得感のある選択をすることが可能になるかもしれません

例: 株価や為替とにらめっこするのをやめて、月末になったら買い付けを行う。事前にリストアップしたものだけスーパーで購入する。

参考

  1. Witteman, H. O., Ndjaboue, R., Vaisson, G., Dansokho, S. C., Arnold, B., Bridges, J. F., … & Jansen, J. (2021). Clarifying values: an updated and expanded systematic review and meta-analysis. Medical Decision Making, 41(7), 801-820.
  2. Sheldon, K. M., & Elliot, A. J. (1999). Goal striving, need satisfaction, and longitudinal well-being: the self-concordance model. Journal of personality and social psychology, 76(3), 482.
  3. Hong, E. K., Zhang, Y., & Sedikides, C. (2024). Future self-continuity promotes meaning in life through authenticity. Journal of Research in Personality, 109, 104463.
  4. Liu, J., & Liu, H. (2025). Can anticipated regret promote rationality? The influence of anticipated regret on risk aversion and choice satisfaction. Frontiers in Psychology, 16, 1667136.
  5. Connolly, T., & Zeelenberg, M. (2002). Regret in decision making. Current directions in psychological science, 11(6), 212-216.
  6. Schwartz, B. (2000). Self-determination: The tyranny of freedom. American psychologist, 55(1), 79.
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